Iwakura Coal Mine<岩倉炭鉱スケッチ>




宮城県北部「岩倉炭鉱」のイメージスケッチである。
日本国内で最後まで操業していた「北海道・釧路」「九州・長崎」の両巨大炭鉱と共に、ここ「宮城県」の小規模な亜炭炭鉱も平成12年に閉山となってしまった。ここで採炭されていた亜炭は発熱量がきわめて高い優良炭であったと言う。

 
案内表示には「亜炭・珪砂」と表記されている。 ↑構内の様子。

 
作業場は近代的な大きな建屋である。     木造の事務所。

 
坑口から作業場上部まで508mm?軌道で結ばれている。

 
「斜坑捲揚」と大書きされた小屋には巻上機が装備され、木造トロッコを巻き上げる。

 
斜面を下ると坑口が見える。坑道の高さは人の背よりも小さい。


採炭された亜炭はここで下の作業場(土場)に落とされる。木製トロッコは側壁が開くようになっており、人力で亜炭をかき落とす。

 
構内イメージ図。土場のあたりから約10m上がったところに軌道がある。巻揚機から坑口まで50m程度、勾配は15度程度である。
このような炭鉱風景はどこでも見られたのだろうが、今や貴重な存在であった。
撮影:1997(平成9)年7月29日

交通

くりはら田園鉄道「栗駒駅」下車、バス。

岩倉測量設計株式会社 公式ホームページ

http://www.iwakura-s.co.jp/

Update: 2002.8.18
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