案内表示には「亜炭・珪砂」と表記されている。 ↑構内の様子。
作業場は近代的な大きな建屋である。 木造の事務所。
坑口から作業場上部まで508mm?軌道で結ばれている。
「斜坑捲揚」と大書きされた小屋には巻上機が装備され、木造トロッコを巻き上げる。
斜面を下ると坑口が見える。坑道の高さは人の背よりも小さい。
採炭された亜炭はここで下の作業場(土場)に落とされる。木製トロッコは側壁が開くようになっており、人力で亜炭をかき落とす。
構内イメージ図。土場のあたりから約10m上がったところに軌道がある。巻揚機から坑口まで50m程度、勾配は15度程度である。
このような炭鉱風景はどこでも見られたのだろうが、今や貴重な存在であった。
撮影:1997(平成9)年7月29日